Horse Racing Cafe2号店(仮設)

Horse Racing Cafeの2号店(仮設)的なもの

シンガポール航空国際C

 2連覇を目指すコスモバルクの最大のライバルが同じく日本馬のシャドウゲイト。3歳時と比べると引き出しが増え、前走産経大阪杯ではスローの展開なのに先行集団でもピタリと折り合いが付くなどかつての暴走癖はどこへやらという感じなのですが、どうもそのキャラをファンにしても五十嵐冬樹にしてもどこか掴み損ねている印象が。岡田氏が3歳時から求め続けていた境地に至ったコスモバルクが暴走癖が消えていくにつれて成績が悪くなっているのはこれまた興味深い。たまたま力の衰えと気性の成長が反比例的に重なった結果なのかもしれないが、去年積極的な競馬で結果を出している場所が舞台なだけに鞍上もある程度自分たちがすべき競馬が分かっているのではないだろうか。ただ、その〝コスモバルクがやりたい競馬〟コスモバルクがやりたい競馬を先にしてしまいかねないのがシャドウゲイトの存在。近走の充実度ではバルクどころか現役随一のものがあるだけに勝つのであればこっちかなと。勝春2週連続G1制覇に向けてまず一冠というところですか。
 日本馬の話しかしていませんがそれくらい他馬はお勧めできない。シーマクラシック2着が目立つOracle Westにしても今年のシーマクラシックは本当に勝ち馬以外評価できないレース。将来Oracle WestがCollier Hillのようになる可能性が無いとは断言できないが今の段階ではQE2見ても日本馬2頭をまとめて負かすくらいの力があるとはとても思えません。同じく、ドバイワールドC6着のKandidateにしても少々ローテに疑問がある。