Horse Racing Cafe2号店(仮設)

Horse Racing Cafeの2号店(仮設)的なもの

餌の質としてはどうなのであろうか 

 ■嬉しい番組改革!JCダートが来年から阪神で開催プラン浮上
 どうせ毎年この時期恒例のJRAとスポーツ新聞による釣りなんだろうが特にネタもないので釣られよう。サンスポによると阪神開催で行うメリットは

(1)関西に国際招待レースを望む声が大きい。
(2)同じ日にWSJSが行われることで、有力馬に外国人騎手が騎乗するケースが増えて国際色豊かになる。
(3)2000メートルは世界のダート競馬の根幹距離
(4)エリ女から有馬まで7週連続GⅠが可能となる

 などだという。ただ、どう考えてもJRA阪神でやりたいのだとすれば一番の動機は(4)以外にないのは明らか。だいたい、(3)にしたって毎年JCで外国人騎手は来日しているのだから騎乗依頼も可能だろうに今までそれを行ったのは04年スターキングマン@V.Espinoza、05年サカラート@L.Dettori、06年ピットファイター@L.Dettoriの3組だけ。それがWSJSと同日開催に移るからといって近年の阪神JF騎乗騎手を見る限りそう変わるとは思えない。というか、ダートに乗りなれていないオセアニア代表とかに依頼するわけ無い。
 そして、肝心の馬集めにしても今年から本格的に始動したブリーダーズカップ・チャレンジの存在によってただでさえ北米からのチャレンジャー誘致には苦労しそうな状況であるというのに「芝スタートで右回り」という質の悪いジョークとしか思えない条件にした場合一体何頭来るのか分かりそうなもんだろうに。。
 ただ、他にこの改革を行うメリットをボンヤリと考えたあげく、唯一浮かんだのが「武豊に朝日杯を取らせるチャンスができる」というもの。JRA最多勝を更新し続ける天才にして、獲得していないJRAGⅠはヴィクトリアマイルマイルチャンピオンシップ、朝日杯フューチュリティの3つ。中でも朝日杯は香港国際競争と日程が被っているために今後も騎乗すらできない年もあるだろう。そこで、朝日杯を1週動かせば「武豊JRA全GⅠ制覇!」と一時的に煽ることができるかもな…と思ってみたがそれは無いか。
 個人的に外国馬というのはJRAの競馬に一味加えてくれるスパイスみたいなものだと認識しているが、特に最近のJCD出走外国馬なんぞは逆に味を落とす結果になっているだけに、これ以上質が落ちるような結果を招きかねない改革なんてまっぴら御免である。