Horse Racing Cafe2号店(仮設)

Horse Racing Cafeの2号店(仮設)的なもの

Breeders' Cup Second Day

Breeders' Cup Juvenile Filleies

 一番人気に支持されたIndian Bleesingがスタートから終始先手を奪って楽勝。馬場に恵まれた逃げ切りかは後のレースを見てみないと何とも言えないが、フリゼットS楽勝は伊達ではなかったと。父のIndian Charlieにしても昨年のディスタフでは断然人気に推されたFleet Indianが故障競争中止に見舞われているだけにこの勝利は嬉しいものだろう。
 2着には中から伸びてきたProud Spell、3着は内で粘ったBackseat Rhythm。期待していた一頭のIzarraは10着。まあ、この馬場状態ですからこのレースに限らず、今日のBCで負けた馬にももう一度敗者復活はあると考えるのが吉かな。

Breeders' Cup Juvenile

 出れば注目を集めることが予想されたSlew's Tiznow、Dixie Chatterが回避したJuvenile。ここも一番人気に推されたWar PassがIndian Bleesingと全く同様の展開で楽勝。昨日の前座では差し追い込み馬もバシバシ来ていたが今日は前が止まらないのか。これはクラシックのStreet SenceやCurlinには辛いかもしれない。逆にHard SpunやらRowyerにとっては吉報か。
 2着は一頭だけ伸びてきたPyro。1着、2着の2頭は前走のシャンペンSと同じ着順。母父SS、生産がウインチェスターファームということで注目していたTale of Ekatiは4着。今日のレースを見る限り1、2着馬とは差があるか。

Breeders' Cup Filly and Mare Turf

 無傷の7連勝中Nashoba's KeyとH.Cecilが送り出すPassage of Timeの2頭が人気を分けた一戦。しかし、前者は馬場が合わないのか終始走りづらそう。後者は絶好の2番手で直線を向きながら勝ち馬を捉えられないどころか後から来たHoney Ryderにも差され3着とシーズン中付きまとっていた決め手の無さを最後まで見せてしまった。
 レースはLahudoodが押し切るわけだが、Simply Perfectの逸走に気を取られていつ先頭を奪ったのかよく覚えていなかったりする。Lahudoodは父Singspiel、祖母Height of Fashionという生産者からしたら涎が止まらない血統。フラワーボウル招待に続くGⅠ2連勝となった。あと、プレッチャーの2着はワロタ。伝説ハジマタ

Breeders' Cup Sprint

 Talent Searchが引っ張り、それに続いてIdiot ProofやCommentatorらGⅠ馬が続く展開。実力に加えて2年前の大本命馬Lost in the Fogと同チーム(騎手は違うけれど)ということで人気を集めたSmokey Stoverは道中5〜6番手を追走も4コーナーで早くも一杯気味。直線を向いてIdiot Proofが粘るTalent Searchを交わしてこのレースも前残りかと思いきや眠気も覚めるような脚で一気に差しきったのが本命馬Midnight Lute。BaffertはJuvenile Filliesに続いて今日2勝目。Midnight Luteの父はこれもBaffertが管理していた米二冠馬Real Quietだが、これまで牝馬産駒ではWonder Lady Anee Lなんかがいたが、牡馬では初GⅠ勝ちかな既にMidnight LuteはフォアゴーH勝ってたか

Breeders' Cup Mile

 After Marketが馬場を嫌ってスクラッチした為にややレベルが落ちるメンバーだった。Cosmonautが作った流れを先行集団で上手く流れに乗ったのがKip Deville。早々と直線でCosmonautを捉えるとExleclent Artの追い込みを凌ぎきった。C.Velasquezは今日2勝目か。Exleclent Artにしてみたら外枠を敗因に持ち出すこともできるが、J.Spencerがこれ以上ないほどの詰まり方をした仏2000ギニーのレースなんかを見ていると外枠の方がレースしやすかっただろうし、枠が直接の敗因とまで言えるのかどうかという疑問が浮かぶ。米三歳馬代表だったNobiz Like Shobizは前にいるCosmonautを交わせず、後から来たExleclent Artに差されるという競馬。今までの相手とはレベルが2段階くらい違っただけに仕方ないか。

Breeders' Cup Distaff

 Pletcher先生今年もm9(^Д^)プギャーーーッ!!。Indian Vale、Unbridled Belle、Octaveと人気馬三頭出しを行い、Octaveの3着が最高という着順には苦笑しかない。しかも、Octave以外は見せ場すら無しというのはどうしたものか。
 勝ったのは道中先行集団に付けたGinger Punch。同じく先行したHystericaladyとの叩き合いを制した。後方から内を通って一気に進出したOctaveは差しきるかにみえたが3着まで。

Breeders' Cup Turf

 Dylan Thomasのラストランに注目が集まったのだがここでついにPletcher先生が光臨なさった。English Channelが4コーナーから加速して一気に先頭。そのまま後続を突き放すのみという強い競馬で圧勝を飾った。史上初の凱旋門からの連覇を狙ったDylan Thomasは5着。3コーナーあたりから手が動き始めついていけない状態。敗因は体調面か、それとも懸念されていた渋った馬場への適正か。まあ、普通に考えたら後者な気がするけれど。

Breeders' Cup Classic

 Hard Spunが作る流れをLawyer Ron、Any Given SaturdayのPletcher軍団が追いかける展開。その後にGeorge Washingtonがつけ、さらに後にStreet SenseCurlin。初めの2レースを見ているこちらとしては3コーナーからHard Spunが後続を突き放し始めた時は「また前残りか」という考えも浮かんだが、Street SenseCurlinが一気に後方から追い上げ、直線入り口で3頭がほぼ並ぶ展開。そこから一気に抜け出したのがCurlin。すでに引退が決まっているStreet SenseHard Spunを一気に突き放し圧勝。実況にもあったようにこれでエクリプス賞年度代表馬の座はほぼ決まったか。Smart Strikeはターフを制したEnglish Channelに続いてクラシックも産駒が制覇。こちらも北米リーディングサイヤーの座をほぼ手中に収めた結果となった。