ハナ差

　まあ、可もなく不可もない騎乗だったんじゃないですかね＠ベッラレイア。ここ2戦とは異なり五分以上のスタートを切ったことが一つ目の誤算であり、二つ目の誤算は逃げたスマートカスタムのペースが予想以上に早かったこと。ただ、どちらの誤算に対しても秋山は最低限の対処はしていると思う。結果的に勝つことはできなかったのだから100点の評価を与えることはできないが、85点の点数は与えてもいいんじゃないかと個人的には。惜しむべくは最後の直線で一頭だけになる場面があり、外から3頭で併せ馬になる形になったローブデコルテをハナ差凌ぎきることができなかったこと。あのハナ差がオークスを知り尽くしている(やや誇張)祐一と秋山の差だとも言えなくは無いが。
　しっかし、ローブデコルテこそ流れが予想以上に早くなったことで苦しくなる馬だと考えていたが･･･この流れで来るとは予想外。道中はベッラレイアをマークし、直線は外に出すだけと伏兵クラスの馬で人気馬を喰うまさにお手本とも言える騎乗にはオークス男という理由だけではなく、先週のエイシンドーバーといい祐一が乗れてきている証拠なのだろう。今年は後ろ盾になっている瀬戸口厩舎の解散などで乗り馬の質が落ちているとか言われていたが、とりあえず牝馬の扱いに関しては現役屈指のものがある感じ(でも、人気馬に乗せると全然安心できない)。