Horse Racing Cafe2号店(仮設)

Horse Racing Cafeの2号店(仮設)的なもの

六方一両得

 オファー正式発表を受けて、海外でもゾロゾロとアドマイヤムーンをシェイクが買ったというニュースが流れております。その中でも一番詳細なのはやはりレーポス。シェイク・モハメドのエージェントでもあるJohn Fergusonの談話を掲載している辺りに意気込みを感じる。
 記事の要点だけ述べると
①今後は、松田博調教師の下で天皇賞・秋に向けて調教を進めていく
②今シーズンで引退をする予定
③海外ではなくダーレー・ジャパン種牡馬入りする予定
ゴドルフィンの服飾ではなく、ダーレー・ジャパンの服飾で走る
 結局は私が考えていた通りダーレー・ジャパンでの種牡馬入りということに。「やれ、海外移籍だ!」とか「やれ、ゴドルフィンのロイヤルブルーを背に出走だ!」と息巻いていた競馬オタさんは涙目なのでしょうが、これが落としどころなのでしょう。アドマイヤムーンも環境を急変させることもない、松田博調教師も変わらずに調教を続けられる、岩田もたぶんコンビ続行、利一と勝己は大金入ってきて懐が潤う(シンジケートを組むなら優先されるだろうし)、日高の生産者は比較的安い種付け料でムーンを種付けできる、ファンも天皇賞・秋でその勇姿を見ることができる。三方一両得ならぬ、六方一両得というのはやや言いすぎか。
 ただ、思うのは利一の出した「天皇賞・秋への出走」という条件が存在しなかったら果たしてどうだったのであろうか。John Fergusonはレーポスの中で「来月のインターナショナルSに出走する予定もあった」と語っているようにそれこそ競馬オタが夢見る日本最強馬(暫定)の海外2000m路線転戦なんてことがあったかもしれない。ゼンノロブロイハーツクライが遠征したときにファンや向こうのマスコミから出た「もう1戦欧州での走りを見てみたい」という要望は日本競馬の古馬に対する秋偏重番組(賞金やコース、距離の面)の前に叶えられることは無かった。その点、少なくとも、賞金よりは名誉を取るであろうシェイク・モハメドならチームGodolphinに移籍したとしても日本最強馬(暫定)ではあるアドマイヤムーンによる欧州転戦を実現させていたであろうため、最早アリバイ作りと言われても仕方が無いように1戦だけ欧州遠征する関係者に非常にヤキモチしている我ら競馬オタが歓喜する絶好の機会でもあったんだがな。いやまあ、どー考えても尊重すべきはさっき挙げた6つの利点>>>|越えられない壁|>>競馬オタなんですが。でも、こうして10年くらい競馬オタやっているんだからそろそろ何かご褒美が欲しい。。。

 追記:と思っていたら、今年はウオッカメイショウサムソンが前哨戦含めた凱旋門賞挑戦をするんだったか。思いのままにキーボードをカタカタやっていたらこんな度忘れというレベルではないミスをするとよく反省しておこう。。