Breeders' Cup First Day

Breeders' Cup Filly and Mare Sprint

　雨降りまくりでトラックコンディションはよろしくない。人気になっていた2ヶ月ぶりのDream Rushがスタートから先手を奪い、直線でもBaroness Thatcher以下を突き放し楽勝かと思ったらさすがに最後に息切れ。結局は差し馬決着でバレリーナHを制していたMaryfieldが同じような脚で外から直線ズドン。2着も追い込んだMiraculous Missで、結局はバレリーナSの1着・3着馬による決着だった。

Breeders' Cup Juvenile Turf

　芝のコンディションもよろしくない。第1回からこんな馬場でやって前途多難だな〜という印象である。レースは人気を集めていたPrussianが外枠から先手を奪うやや強引な展開。道中も2番手のThe LeopardやPreachin Manに後にピタリとつけられてPrussianにとってはやや苦しい流れ。直線に入るとPrussianが早くも一杯となり、外からアイルランドからの刺客、Achill Islandが飛んでくるかと思ったらさらにその外からNownownowの追い込みが決まった。Julien R.Leparouxは初BC制覇ということでいいのだろう。Lady Of Veniceで制したキャッシュコールマイルのようなレース振りだったな。

Breeders' Cup Dirt Mile

　ヴォスバーグSこそ3着に敗れたものの、一度叩かれた効果は大きかったようで｢シガーマイルの状態には戻った｣とレース前は評判だったDiscreet Cat。しかし、道中4番手追走から4コーナーでCorinthian、Gottcha Goldに一気に突き放されWanderin Boyとの3着争いを制するだけで精一杯。勝ったのは日本でもお馴染みのK.Desormeauxが駆ったCorinthian。4コーナーでGottcha Goldを一気に交わし後は独走。メットマイルを制したとはサバーバンやらウッドワードを使われて善戦どまりだったがマイルに戻って持ち味がでたということなのだろう。また話題が戻ってしまうが、Discreet Catはどうしたものだろう。4コーナーで泥ぶっかけられたシーンは気の毒だったがそんなことを敗因にもできない。完全に退路を絶たれた格好でシガーマイル出走となるのか、それともGodolphinらしく引退か。