Horse Racing Cafe2号店(仮設)

Horse Racing Cafeの2号店(仮設)的なもの

今週の出走予定

・シンハディーパ 土曜 京都5R 未勝利(芝1,600m) 川須栄彦

 前走後はてっきりしがらきで調整かと思いきやまさかの連戦となりました。公式レポートでは心配された馬体減が無いとのことで、良い意味で前走から平行線で臨めそうかと(蓋を開けてみたら二桁マイナスでも驚きませんがw)。
 デビュー戦でもパドックで落ち着きがない、返し馬がスムーズにできない、スタートで出遅れる、直線で口向きの悪いところが出る、などよくぞまあこれだけと言わんばかりに課題の山を披露してくれました。僅か2週間でこれらの課題が全て解消できるはずもないので、まずは1つ1つ片付けていければなと。というわけで、今回はゲートをちゃんと出ましょう!

今週の結果

 私の一口道は4着からスタートすることとなりました。420キロと発表された馬体はやはり若干細めで腹も少し巻き上がり気味。それに加えいかにもウォーエンブレム産駒らしくやや気難しい面を周囲にアピールしてのパドック周回。見ているこちらが若干不安にさせられたのは初出資馬の記念すべきデビュー戦という理由だけではないはず。
 本馬場入場後も気難しい面は変わらない。内ラチからなかなか離れようとせず、一頭だけ少し遅れて返し馬に入るなど鞍上の川須騎手も馬を卸すのに苦労させられている模様が見て取れ、不安はまさにピークへ。
 さて、スタート。ゲートが開いた音に驚いたとのことでシンハディーパは若干出遅れ。ここまで来るともうある意味開き直りの境地。道中は無理に追い上げず中団やや後方を馬なりで進み、3〜4コーナーで鞍上が気合付けにステッキを1,2発。それを見た瞬間、「このまま後方ままか」と一瞬思わされたが、直線はなかなかの脚色で先団目掛けて追い上げ開始。「この脚色なら際どい所まで行けるのでは」と内心期待するも、追われると口向きの悪さが出て、残り150mからは全く追えずに内へとややもたれ気味。結局先団を捉えるまでには至らず勝ち馬から0.4差の4着でゴールイン。
 レース後のコメントも予想通り。川須騎手は「内にもたれるなどの幼い面はまだ残っているが。いいバネをしているしこれから良くなってくる」とコメント。松永幹調教師はカイ食いが細く、420キロと予想以上に減っていた馬体を気にしているようで、この後しがらきへの短期放牧を挟む可能性を示唆。
 満足に追えないにも拘らず上がり最速35.1を記録したように、一定以上の能力を持ち合わせていることは確認できたので個人的にはある程度納得できたデビュー戦でありました。ただやはり気になるのはレース後コメントでも指摘されているようにカイ食いがやや細い点と気性の幼さ。デビュー前も気性の悪さを見せたのか終いバタバタになった調教があったので、放牧で何とか改善してくれることを願います。ウォーエンブレム産駒ということで何とか気持ちが切れる前に初勝利を挙げられれば良いのですが…。


今週の出走予定

 私の一口道、記念すべき第一歩です

・シンハディーパ 日曜 中京6R 新馬(芝1,400m) 川須栄彦

 昨年5月に右前脚を手術するという思わぬアクシデントは有りましたが、一頓挫はそれくらい。その後はこの馬なりに順調に調教を重ね昨年末に入厩、そしてついに18/33という抽選を突破してのデビューとなりました。しかしながら調教時計も期待ほどには詰まらず、また馬体がやや細めに映るといった近況レポートを見ますと、現在の心境は我が子のデビューに期待に胸踊らすというよりは、小学校入学式で我が子が果たしてこれから上手くやっていけるどうかドキドキハラハラしている父母の気分の方に近いようにも思います。
 そんなこんなですが出資から1年半、ついに初出資馬のデビュー戦を迎えることとなりました。当日は午前中から中京競馬場に行き、ドキドキハラハラしながら我が子の“入学式”をしっかりと見届けたいと思います。

謹賀新年

 皆様、あけましておめでとうございます。昨年の更新回数は新年のご挨拶を除けばまさかの2回…。もはや毎年謹賀新年の挨拶を行うためだけにこのブログは存在していると言われても何も言い返すことができないのが悔しいことに現状でありますが、今年も皆様の頭の片隅にHorse Racing Cafe2号店を留めていただければこれほど嬉しいことはございません。
 とはいえこのまま来年の謹賀新年挨拶までこのブログを放置するなんてつもりは全く無く、例えば私の初出資馬であるシンハディーパが昨年末に初入厩&ゲート試験合格を果たすなどデビュー戦に向けて着々と準備を重ねているので具体的なデビュー戦が決まればそのレポート、またレースの簡単な回顧も一口ブログらしく行っていけないかと考えております(これで更新回数一気に稼げるで!とか邪な考えは一切ありません)。
 そんなこんなで2013年、出資馬近況以外の更新に関しては一体どこまで頑張ることができるか分かりませんがtwitter含めて皆様方に優しく構っていただければと思いますので宜しくお願いいたします。ネタは…ネタはあるんですよ、本当(ボソっ

POG2011-2012

 今年も昨年度同様にBrain Squall主催のPOGに参加させていただくことになりました。備忘録的意味合いで指名理由その他を書いていきますが、その前にまずは昨年度の反省から…と思っていたら昨年度は指名馬&指名理由すら書いてなかった、、これはいかんなというわけで。。
【2011-2012シーズン指名馬一覧】

順位 馬名 父名 母名 厩舎 性別
1位 クラヴェジー アグネスタキオン ムーンライトダンス 栗東音無秀孝
2位 エネアド ディープインパクト キュー 美浦戸田博文
3位 アダムスピーク ディープインパクト シンハリーズ 栗東石坂正
4位 オメガマイトガイ Manduro パイタ 栗東角居勝彦
5位 アンチュラス ディープインパクト アンチョ 栗東安田隆行
6位 アストライオス サクラバクシンオー ビーナスライン 美浦堀宣行
7位 エポキシ ディープインパクト シーズアン 美浦国枝栄
8位 フォントルロイ ゼンノロブロイ レーゲンボーゲン 栗東村山明
9位 アドマイヤラック アドマイヤムーン アドマイヤラピス 栗東橋田満
10位 オウケンプレスリー スペシャルウィーク ストレイトフロムテキサス 栗東小崎憲

 昨年度の成績は6位/12人。アダムスピーク、アンチュラスの両ディープ産駒が重賞戦線で活躍してくれたお陰で何とかそれなりに格好はつけましたが、大将格アダムスピーク皐月賞後に離脱するとほとんど稼働馬がいない状況に。そのためPOG天王山とも言えるオークス・ダービーとも外野から指を咥えて眺めているだけという、ただただ不完全燃焼に終わったシーズンでした。
 勝ち上がり率も3/10とかなり不満の残る結果。勝ち上がった3頭は全てディープインパクト産駒。4頭ディープ産駒を指名して3頭OPまで行った点はまずまず合格点か。欲を言えば、リスト1位のジョワドヴィーヴルが取れていればさらに良かったが・・・。昨シーズンはディープインパクト産駒の活躍が目立ったとはいえ、他の7頭が未勝利に終わったことに関しては全く持って弁解の余地がございませんね。
 以下、各指名馬についての短評
1位:クラヴェジー
 デビュー前から坂路52秒台、その後も50秒台を叩き出すなど素質の高さは嫌というほどアピール。だけんどもしかし、勝てない。もどかしいまでに、勝てない。未勝利戦2着時の勝ち馬が後に若葉S2着から皐月賞に出走するメイショウカドマツ、忘れな草賞を制したキャトルフィーユなのだから巡り合わせの問題といえばそうなのだが、結果的に関西でのマイル〜中距離における未勝利戦のレベルの高さを嫌というほど認識させてくれる良い経験となった。勝つタイミングに見放された挙句の果てに、屈健炎を発症し残念ながら休養中だが、未勝利で終わるポテンシャルではないだけに復帰後の活躍に期待したい。
2位:エネアド
 新馬戦では上がり3ハロン32秒台の末脚で差しきるというインパクト大の競馬を披露。一躍クラシック候補へ名乗りを上げた…までは良かったが、そこから先が苦難の始まりであった。早期デビュー馬の強みの一つとして面子が揃わない内に本賞金の積み重ねが可能であり、結果として翌春に向けて大きなアドバンテージを得ることができる点があるにもかかわらず、芙蓉SにもいちょうSにも目を向けず、新馬戦後早々と東スポ杯までの休養を宣言。その後も朝日杯FS除外からのラジオNIKKEI杯挑戦など強気一辺倒のローテが組まれ、結果として念願の2勝目は4月まで待たされることになった。フェノーメノ弥生賞で満足な競馬が出来ないまま敗退した後、どこかで使いたい気持ちをぐっとこらえ腹を据えて青葉賞まで待機し、結果的にダービーで僅差の2着まで導いた戸田氏の手腕は賞賛されてしかるべきだと思うが、兄ブレイクランアウト含めてこの一族には戸田氏の思い入れの強さがちょっと空回り気味だなぁというのが正直な感想。クロムレックは大丈夫かしら。
3位:アダムスピーク
 キャロットでの募集当時からPOG本に掲載された馬体写真まで変わらずよく見えた馬である。そんな馬が見事デビュー2連勝でラジオNIKKEI杯2歳Sを制し、クラシック有力候補になった際は私がその妹のシンハディーパに出資していることも相まってまさにこの世の春を謳歌している感じであった。しかし一番人気で迎えた弥生賞を不完全燃焼な競馬で惨敗すると、続く皐月賞ではレース中に発症した鼻出血の影響からか大差の殿負け。妹シンハディーパも最新の更新で骨に若干の異常が認められ、手術→乗り運動再開は2ヶ月後コースのコンボを喰らう結果に。競走馬が順調にデビューするということはとてつもなく難しいと改めて思い知らされている今日この頃です…。
4位:オメガマイトガイ
 今にして思えばなぜこんな上位で指名したのか。10-11シーズン指名のシャイニンオーラよろしく、こういった少し捻った指名(≒玄人気取った指名)はあまり成功した例に思い至らないだけに、今年度以降よく心に留めておきたいものだ。オメガマイトガイ自体はジョワドヴィーヴルが勝った新馬戦デビュー。そしてその1戦で引退。父のManduro自体は欧州においてMandeaenやBonfireなど意外にも早くから動ける仔を出すなどそれなりに活躍しており、日本適性もあるとは思うのだが・・・。
5位:アンチュラス
 昨年度は現3歳が初年度世代にあたるGⅠレーシングの扱いが一つの注目点であったが、1位指名クラヴェジーナで分かるように私は「初年度だけに力を入れてくるはず」と考えなかなか積極的に取りに行った。その考えは一期生から全日本二歳優駿2着のメジャーアスリートであったり、アネモネS勝ちのパララサルー、500万勝ちのハイリリーやゴールデンムーンなど募集馬20頭から9頭の勝ちあがり、うちOP馬5頭となかなかの打率をあげたことからもそれなりに正しいものであったか(サンデーレーシングなんかと比較したら流石にあれですが)。結果的にそれなりに粒揃いであった1期生にあって、募集時の評価が最も高かったのがアンチョの09ことアンチュラスである。デビュー後もその評価に違いは無く、2歳時はファンタジーS2着から阪神JF5着とまさにGⅠレーシング1期生の旗手に値する戦跡を挙げたのであった。しかし一冬を越して迎えた桜花賞トライアルのフィリーズレビュー、充電してじっくりと成長を促したはずの陣営にとって悪夢とも言えるマイナス体重。この時点で同馬の春は事実上の終わりを告げていたのであった。
6位:アストライオス
 父サクラバクシンオーは言わずもがな日本競馬史上最高のスプリンター、母ビーナスラインは今や飛ぶ鳥落とす勢いの堀厩舎に初重賞勝ちをプレゼントした師にとっては忘れられない馬の1頭。スプリント重賞を制した両親から生まれたのがアストライオスである。スプリンターズSを2連覇した父はまだしも、夏のローカルスプリント重賞が活躍の舞台であった母だけに3月のファルコンSなんてまさにベストな舞台と思い指名したら、まさかまさかの今年から1400mへの条件変更。そして嗚呼何と言うことでしょうか、新装中京競馬場の直線にはそれはそれは立派な坂が待ち構えていたのであった。お前、結局未勝利じゃねえかという反論は受け付けません。
7位:エポキシ
 もはや毎年恒例となりつつあるシーズアン。所謂一つの宗教枠。兄テンペルが3歳3月デビューとなったのに対し、妹は2歳7月の新潟でデビューし2着。デビュー戦の走りを見た時点ではまさか期間内未勝利に終わるとは夢にだに思わなかったのが正直なところだ。現2歳のシーズアンの10(馬名:アドマイヤディープ)は赤本で後藤正俊氏に「テンペル、エポキシとはモノが違う」とまでの評価を与えられているなど無駄に注目を集めている感があるが果たしてどう出るか。
8位:フォントルロイ
 デビュー戦前調教の動かないっぷりで逆の意味で評判となったアニメイトバイオの全弟。普通なら放牧に出して再調整コースでも全くおかしくはないが、さすが期待の新鋭村山調教師、何か思うところがあったのだろうか。そのまま普通に使ってきた。そして当然のごとく惨敗した。その後ダートに方向転換、また時期が時期だけに未勝利戦メンバーの弱化も相まって最近は掲示板に乗るレベルの走りは見せており、弟に先を越されたもののこの馬も初勝利は案外近いのではないかと思わせる。
9位:アドマイヤラック
 アドマイヤ種牡馬にとってまさに最後の砦とも言える繁殖牝馬アドマイヤラピスである。これまでアドマイヤラピスのお世話になったアドマイヤ種牡馬アドマイヤフジの父アドマイヤベガに始まり、アドマイヤコスモスの父アドマイヤマックス、他にもアドマイヤジャパン、コジーンなど半ばアドマイヤ軍団の姐さん的存在になりつつある。そして満を持して迎えられたのが年度代表馬アドマイヤムーンである。いや、アドマイヤラピスアドマイヤムーンの種付け相手に“選ばれた”と考えるのが正解なのかもしれない。これまでのアドマイヤ種牡馬は“種付けさせていただく”立場であったのに対し、今回はむしろアドマイヤムーン繁殖牝馬をある程度選り好みを出来る立場。そんな初めてとも言える機会に戸惑ってしまったのだろうか、アドマイヤラックは現在をもってまだ未勝利である…。
10位:オウケンプレスリー
 ブルースリに代表されるように、期待馬にはそれと分かる名前をつけることで有名な福井明氏。そんな福井氏がブルースリ以来の人名シリーズで来たのだから、「これは!」と思うに決まっているじゃないですか…。そんな福井氏が期待する今年の2歳馬はレディオブヴェニスの仔、その名もアクションスター。まさにブルースリの再来を意図したかのような馬名だがさてさて…。

馬名決定&牧場見学

 7月の出資報告以来当ブログでは完全放置状態でしたが、んな頻繁に更新もないだろうに毎日毎日クラブHPにログインするくらいには個人的に気になっています。昨秋は育成先である空港牧場にもなかなか移動せず、非常にヤキモチさせられましたが空港牧場移動後はこの馬なりに順調に調教も重ねている模様。募集時はやや小柄だった馬体重も何とか440キロ台に乗りました。そんなこんなで2月下旬、他の同期生同様ついに馬名が決定いたしました。

馬名が「シンハディーパ」(Sinhadipa ライオンの島。セイロン島のかつての呼称)に決まりました。

 というわけで、馬名はシンハディーパに決定いたしました。母シンハリーズ繋がりで仔のポロンナルワ、アダムスピークスリランカ関係の馬名が続いていただけに僕も馬名検討の際は「地球の歩き方スリランカ」なんかを読んでみましたが残念無念採用ならず。ただ、母名から韻も踏むなど、なかなかどうして良い馬名を付けていただいたと思っています。
 そして先日空港牧場へ見学に行ってまいりました。

 3月初旬の更新は「気持ちが入りすぎて力んでしまう」などウォーエンブレム産駒らしく現状では気性にやや課題がありとも読み取れるものでしたが、スタッフの方に聞いたところでは普段はそんなところはないとのこと。ただ中間は10日程前に腰を痛めたとのことで乗り運動を中止にしてトレッドミルで様子見しているとのことでした。しかし順調なら今週から再び乗り運動再開するとのことでしたので、しっかりと調教を重ねて4月の産地馬体検査に臨んでほしいものです。

謹賀新年

 皆様、あけましておめでとうございます。昨年の更新回数は新年のご挨拶を除けばまさかの4回。今年もいったいいつ更新されるのか中の人さえよく理解していないブログですが宜しくお願いいたします。
 とはいえ、いきなりの言い訳になりますが更新していないからと言っても寝ていたわけではありません。特に12月は安請け合いしてしまったお仕事をこなす日々。そのうちの一つは私の与り知らぬ遠い異国で配布されたとかなんとかという話もありますが、しっかりと皆様のお手元に届く作品も準備しております。
 というわけで、Brain Squallの中の人である倉海柚多さん編集による競馬電子雑誌「よみうま!」の創刊号に「2011年海外競馬10大ニュース」を寄稿させていただきました。私の独断と偏見に満ちた寄稿以外にも「まったり血統派の茶飲み話」でお馴染みのりろんちさんによる「早田牧場略史」など大変読み応えのある内容となっていますので、寝正月の友にしていただければ幸いです。
 今後とも「よみうま!」にご期待頂ければと思います。しかしながら、私の2012年の目標は「よみうま!」の発刊回数よりもブログを更新することだったりします。今年は出資馬のデビューも期待できるので更新回数が2011年を下回ることはない・・・はず。